障がい者の生活と成年後見制度研修

今日、明星大学の吉川かおり教授の講習を受けた。
1 障がいのある人の生活支援の特徴
(1)生活全体について
 ・閉じていく生活…高齢者対象 ・広げていく生活…若い人の場合
(2)自分づくりの側面を持つ…支援を使いながらの自立
(3)合理的な配慮の提供に目を向ける…「できない」と「工夫すればできる」
<メモ>
・周りの人の価値観で障がい者本人の行動を決めてはならない。
・障がい者を補う工夫が必要。理にかなった配慮=合理的配慮
・障害は2つに分類される。
 心身の機能障害
 環境
2 その人らしい暮らしの基盤と障がい
 安心・安全(自分の使い方を知る)→豊かな生活体験→自己肯定・自尊感情・生活スキルの見直し
 「障害がある」ことによって
(1)本人にとって安心・安全な環境が脅かされやすい
 ・親自身が混乱する時期がある
 ・家族の中に葛藤が生じやすい
 ・自分の置かれている環境を理解しにくい=不安
<メモ>
 障がい者によって気が付く速度が違う
(2)本人の生活体験の幅が狭くなりやすい
 ・本人自身の能力…発達段階と年齢相応の体験→ちょうどよいところはどこか?
 ・親や支援者の理解
  諦めすぎず、期待しすぎない「ちょうどよいところ」はどこか?
(3)本人が否定的な自己像を描きやすい
 ・本人の能力
  周囲から要求されることに応えられない体験
  人と比較して自信をなくす
 ・親や支援者の理解
  本人のことを周囲がすべて決める→本人は無力感を持つ
  常に子どもとして扱う→いつまでたっても大人になれない。自立できない。
 <メモ>
  お世話されすぎると無力になる。
3 その人らしい暮らしを生み出す3つの側面
・形で見えること:人生に必要なもの
 金銭、住居、衛生、食事、…
・形で見えにくいもの:人生に必要なもの
 ライフステージごとに取り組むべきもの…選び方、決め方、責任の取り方
・形に見えないこと:気持ち、アイデンティティ
 自尊感情、自己有力感、心理的安定
暮らしの3つのレベル
 底辺から 「形で見えること(生活支援)」→「形に見えにくいこと(人生支援)」→「形に見えないこと(内面に培うもの)」→「幸せ」の実感=自分らしい暮らし

正解志向文化の完璧人間像
・知的活動を完璧に行うなら、論理学や数学が構築した世界に到達できる(知)
・いかなる状況に遭遇しようと、感情を最適な状態に保つことができる(情)
・意思の力によって、自己を完全にコントロールできる(意)
<メモ>
わたくし、有賀はこの人間像にこだわっていすぎたのではないか。今が苦しいのはこのせいかもしれない。

人間らしい人間像
・見間違い、見落とし、物忘れ、記憶違い
・論理を知っていても論理的に考えない
・独善的な意思決定をしてしまい、有力な選択肢を無視する
・意図とは違った振る舞いをしたり、予測できない振る舞いをする
・すぐに飽きる
・すぐに怠ける
・感情のコントロールができなく、気まぐれである

後見人が支えるものは、価値の違いを認め、その人らしい暮らしを支援すること。リスクの分散や管理に寄与する。大きなエラーに対し、修正がきくようにコーディネートすること

Nothing About Us Without Us.
とりわけ私有賀千歳は、Nothing About Children
Without Children.

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