自己表現の苦手な子ども

5年から10年位前から社会全体でSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)やアサーション・トレーニングなどコミュニケーション力を上げるための研修が各学校だけではなく企業の中でも行われるようになってきた。社会の中で自己表現ができない人が増えていることの反映だと考えられる。私は、長い間教師として、スポーツクラブのコーチとして子どもたちに関わってきているが近年特に自己表現ができない子が増えていると感じている。

ここでは、子ども中心に背景や対処法述べることとする。

自己表現が全くできない子に対しては専門機関である教育センターや適応指導教室などで対応しているが、それほどでもない子に対しては現在野放し状態になっているといってよい。一見、健全だと思われる子に対しても時には自閉症などの発達障害に対しての治療的な支援も必要だと感じる。

そもそもどうしてそのような子どもが増えたかというと社会環境によるところが多いと考える。例えば、①家庭内で言葉を使わなくても、特に母親がそれを読み取ったり聞き取ったりするおかげで、要求が満たされるという生活環境にある。②スーパーなどに買い物に行っても会話をする必要がない。③他者に対して自分の内面的なことを伝えるメールやフェイスブック、ラインなどがあるために敢えて会話をする必要がない。

それらの対処方法はいろいろあるが、①自己表現できる場を与える。②人間関係の醸成に努める。③自己表現できる集団を作り、参加させる。いずれにしても地道な継続的な活動が必要である。

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