競馬も経営も本質は同じだ

今回は、東洋経済11/26号の朝倉氏の特集から学んだことを記します。

かつては本気で騎手を目指し、そのあとはベンチャー企業経営者、経営コンサルタント、上場企業のトップ、元ミクシイCEO、現在スタンフォード大学客員研究員の朝倉氏の言葉は重い。

人の育成に対して競馬をたとえて次のようなコメントを残す。「水たまりを嫌がる若い馬がいたら、その時はまず自分が馬から降りて、水たまりに入ってみせる。場合によっては水をすくって馬の顔に引っかけたり、手綱を引いて強制的に入れたりする。びっくりして拒否するかもしれないが、それでも続ける。馬は苦手なものを自ら克服しようとはしない。適度に負荷をかけ続けなければ、いつまでたっても乗り越えられないからだ。繰り返しやればいずれは慣れてくる。これは、人間でも同じ。負荷がかからなければ、いつまでたっても快適な場所に閉じこもりがちだ。そこで、事業目標の達成に向けて、苦手なことにも取り組ませ、必要な負荷をかけて成長を促す。」「会社の組織を動かし方も走らない馬をどう走らせるかに似ている。経営という戦略をどう立てるかにばかり注目するが、大切なことはいかに実行させるかだ。競走馬は鍛え抜かれたアスリートで気性が荒い。スタートを切ると後先を考えずに全力疾走してしまうことが多いため、騎手がコントロールしながらゆっくり走らせることも必要になる。そんな時は、他の馬に前を走らせる。砂が顔にかかるのを馬が嫌がり、走りが遅くなるのだ。これを会社組織に置き換えると次のようになる。新規事業を立ち上げる時にそこで活躍してほしい社員がいたとする。だが、言葉で説明しても社員は今ある業務に固執してしまうものだ。そんなときは、その社員の業務をアウトソースして強制的になくしてしまう。仕事がなくなって初めて社員は自分の置けれている状況を真剣に考え、新事業に対し真剣に取り組む。組織の危機感の薄さが問題なら、部署ごと会社として切り離す。すると人任せだったムードが一変して、真剣に経営を考えるようになる。自分たちでキャッシュの出入りを管理しないと倒産してしまうからだ。」

これらの考えはかなり強引だと考えるが、現実にはそのような厳しさが必要なのであろう。公務員生活に甘んじていた自分にはこれからを生きる上で随分参考になった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする