メンタルトレーニングについて

メンタルトレーニングについて田中ウルヴエ京氏は、私の間違った認識として、次のように述べている。①練習の質と量によって根性が鍛えられ、自信がつく。②練習でうまくできれば、試合で緊張するはずはない。③底辺には根性があり、そして練習によって自信を築き上げれば不安や緊張は生まれない。同氏は、メンタルとは脳の使い方とし、脳がつかさどる思考や感情をトレーニングすると述べている。

メンタルトレーニングのねらいは、本来持っている実力を試合などで十分出し切るための訓練こそメンタルトレーニングである。

「性」は変わらぬもの、「気」は変わるもの。「気持ち」「天気」は変わる。→人間が気持ちがよいと感じているときは心地よい緊張感をもたらすα波が出ている。

スポーツ心理学におけるメンタルサポートに関わる概念として大きく「介入」がある。「介入」とは、健康から競技力向上の教育的手法、カウンセリング、コンサルテーション(専門家による心理的トレーニング)、特殊セラピーである。「介入」の一部として「メンタルマネジメント」があり、メンタルマネジメントとは競技力向上を目指した競技者自身の自己コントロールに関するマネジメントである。「メンタルマネジメント」のなかに、「メンタル(スキル)トレーニング」があり、自己コントロールに必要なスキル訓練がそれにあたる。

ラグビーの五郎丸のルーティンは、失敗したらと考えるなど他に意識を向けないものである。ポジティブシンキングやイメージトレーニングにより自分を見つめ、自分に気づくことが大切であり、最もいけないのは、言われるままの人任せになりやすいジュニア期の指導である。最終的に自分を動かすのは自分である。私は、今期練習ノートを取り入れている。練習ノートの効用としては、睡眠の量やけがの状態など必要と思うことを自分で記入することにより、今の自分の状況を把握し、自己への気づき、自分の内面を深く理解することにより競技力向上の一助としている。しかし、まだまだその意味が浸透していないようである。個別の細かい丁寧な支援が必要だと思う。

競技力向上のためには、「目標の設定」が大切であり、①明日は頑張る②今度は頑張る③絶対に勝つというものはよくなく、具体的にやるべきことを整理することが必要である。明日の目標→今週の目標→今月の目標→1年後の目標→2年後の目標…これらの目標設定があってこそリラクゼーション、サイキングアップがある。運動を始めた頃はバグ(誤り)が多い。バグはトライ&エラーを繰り返すことによりなくなり、イメージトレーニングに結び付く。堂々とプレイする、イメージを持ってプレイするの習慣化が必要。試合前のドキドキ=ストレスをいかにコントロールするかがスポーツである。スポーツは頭を使う。運動をやっている選手は時間の使い方がうまいと言われている。スポーツは、体力や技術ばかりではなく、心が重要である。

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